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上手な休息は心地よい疲れを感じられる?仕事で疲れを溜めすぎない方法

新型コロナウイルスの影響で、今まで通り会社で仕事をすることができなくなり、テレワークやリモートワークに働き方が変わってしまったという人がたくさんいます。「出社時間」「退社時間」が不規則になったり、急にお休みになってしまうなど生活リズムが整わず戸惑っているかと思います。

会社で仕事をすることで、「プライベート」と「仕事」の切り替えは簡単にできていたのに「いきなり自宅で仕事をしましょう!」と言われても急にオンオフを切り替えるのは難しいですよね。「仕事」と「プライベート」の切り分けが難しくなることで、休みの日も休んだ気分になれないなど普段だったら感じない精神的な疲れを感じてしまうことも。。。

今回は、精神的な疲れをためすぎないように仕事を進める方法や、簡単にオンオフを切り替えられる休息の取り方をご紹介します。

「時間管理」「タスク管理」が疲れの感じ方に差をつける!?

仕事をしていると「今日はやたらと疲れたな…」と感じる日と「いい仕事をした!!」と達成感を感じられる日がありませんか?

同じ仕事をしているにも関わらず、仕事終わりの疲労の感じ方に違いがあるのには理由があります。それは「計画通りに仕事が進んだか否か」です。イレギュラーの発生や、突発的な問題が起きると計画通りに仕事が進められないというストレスを感じます。しかし、何もかもがスムーズに進んでいるととても気持ちがいいですよね。

ですので、達成感を得られる仕事のためには「時間の管理」と「タスク管理」が重要なポイントになります。

「時間管理」「タスク管理」の方法

①ポモドーロ・テクニック

「ポモドーロ・テクニック」とは、1980年代にフランチェスコ・シリロというイタリア人が考案した時間管理術です。デザイナーなど想像力を必要とするようなクリエイティブな仕事をしている人から人気を集めています。時間を細分化し、こまめな休息を取ることで定期的に脳を休め想像力、集中力を切らさず仕事を進められます。

ポモドーロ・テクニックの時間管理術のやり方は30分を1セットとし、25分は仕事を進め残りの5分を休息の時間にします。この30分の時間の使い方を「1ポモドーロ」と呼び、「1ポモドーロ」を2から4回繰り返したら15分から30分ほど長めの休息を入れます。これが「ポモドーロ・テクニック」です。

②52-17の法則

「52-17の法則」とは、アメリカで発表された時間管理方法です。「52-17の法則」は「52分を作業時間とし、その後17分休息する」という一連の流れが作業の効率を高めるとしています。また作業する時間は1時間以内とし、その1時間の中でも1回から2回のこまめな休息を入れることが理想とされています。

「ポモドーロ・テクニック」、「52-17の法則」どちらも作業時間を区切って、小休憩を入れることで作業効率を上げることができるというものです。

溜まった疲れをリフレッシュする休憩の方法

ずっと作業を続けていると集中力が切れ効率が悪くなっていくものです。上記の時間管理術のように適度な小休憩によって脳を休ませてあげることが、効率のよい仕事のためには大切です。

休憩の取り方にもポイントがあります。短い時間でもしっかりと体や脳を休ませるためには自分に合った休憩の取り方を見つけることがポイントになります。

①散歩に行く

会社に行くことなく、ずっと家の中で「プライベート」も「仕事」もしていると、なんとなく息が詰まってしまうことも。そんな時にはちょっとお散歩に出かけてみましょう。外の空気を感じたり、体を動かすことで血流もよくなり緊張状態の体をほぐしてあげられます。

また屋外に出て太陽の光を浴び、適度な運動をすることで「セロトニン」も分泌されます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれるホルモンなので15分から20分ほどの休憩を取る場合にはお散歩に出てみてはいかがですか。

②ストレッチをする

天候や気候によっては外出することが難しいこともあります。そんな時には家の中でできる軽いストレッチがオススメ。肩甲骨周りをほぐしたり、腰の疲れを取るようなストレッチをすることで、しっかりと体を休めることができます。

③音楽を聴く

休憩時間に音楽を聴くことでもリフレッシュ効果を得られます。音楽には始まりと終わりがあるので気持ちの切り替えもしやすくオススメです。

④お昼寝をする

どうしても疲れが取れない、集中できないと感じた場合にはお昼寝をするのも効果的!特に15分から20分程度の仮眠は「パワーナップ」と呼ばれ睡眠によって得られる効果がとても高いといわれる睡眠方法です。別名、キャットナップ、積極的睡眠と言います。

「パワーナップ」の効果を最大限にするためには仮眠の時間を30分以内にすることが重要なポイントです。30分以上になると仮眠ではなく、熟睡してしまうので逆に疲労感を感じてしまうことがあります。ですのでお昼寝をする場合にはタイマーなどをかけて時間を守るようにしましょう。

⑤おやつを食べる

甘いものを口にするとほっとしますよね。休憩する時に軽く何かを口にすることも効果的な休憩になります。

【軽食にオススメな食品】
チョコレート:チョコレートにはブドウ糖が含まれていて、脳のエネルギー源になります。
ココア:ココアにはカカオポリフェノールが含まれ、集中力や記憶力を高める効果があるので、休憩後の作業効率が上がります。

また、噛むことによって脳の血流がよくなるので、集中力が続かない…と感じた場合の軽食はを簡単にリフレッシュさせてくれます。

まとめ

「集中して仕事を進める方法」「脳をリフレッシュし集中力を高める休憩の取り方」をご紹介しました。集中力を維持したまま、効率よく仕事ができると達成感のある疲労を感じられて、気持ちよく一日の仕事を終わらせることができます。

自分に合った「仕事の進め方」「休息の取り方」を見つけて、気持ちよく仕事をしながら、ベストパフォーマンスを長時間保てるようにしていきましょう!